2020.05.06
年10月の台風19号被災から2か月弱がたちました。
11月から続いていた畑のゴミ出しと木になったままの被災したりんごを落とす作業が、12月9日に終了しました。
りんご農園に流入した泥の堆積は5cm程度で済みましたが、大小さまざまな災害ゴミが各所から畑へ流れ着きました。
下の写真は散乱していた災害ゴミの一部です。
社員総出で、さらにボランティアの方々にもご協力いただきながら、まずこれらのゴミの撤去を行いました。
りんご箱だけでなく、大きなものでは灯油タンクやドラム缶なども流れ着きました。
こちらは、きのこ工場から流れてしまったようです。
1か月ほどかけて災害ゴミを撤去している間に、木になっていたりんご「サンふじ」がだんだん赤く熟してきました。
「サンふじ」は、当園でも生産量が多い品種で、ちょうど11月下旬から12月上旬が収穫シーズンです。
熟すまで木にならせておいた「サンふじ」は大きさに関係なくずっしり重くなります。
本当なら収穫して皆様にお届けする最盛期ですが、被災したりんごは病害虫の元になる危険性が高いため、今年はすべて廃棄せざるを得ません。
ゴミの撤去が終わった後、すべてのりんごを落としました。
赤々と実ったりんごたちを皆さまにお届けできないのはとても残念ですが、致し方ありません。
辺り一面を埋め尽くす真っ赤なりんごを食べに、世界中から集まったかと思うぐらい鳥がやってきました。
これからまだまだ、畑に流れ込んでしまった泥を掻きだしたりと、作業は続きます。