りんごの収穫に向けて

シナノドルチェの出荷が始まります

2020.09.15


サンつがるの出荷が終わると、シナノドルチェの出荷が始まります。

シナノドルチェは、「ゴールデンデリシャス」と「千秋」をかけ合わせて作られた、りんごで甘味・酸味のバランスが良い、まさに「りんごらしい」美味しさのある品種です。サンつがるや秋映に比べて、実が大きくズッシリとしており、長野県の北信・中信地区を中心に長野県内で栽培されています。

ちなみに「ゴールデンデリシャス」と「千秋」のかけ合わせは、黄色いりんご「シナノゴールド」と同じ交配組合せになっております。

シナノドルチェは、サンつがる同様に早くやわらかくなりやすいため、量販店に並んでいるものは採れたてのシャキッとした食感をそのまま味わうことが難しい品種でもあります。


りんごの「ワックス」について
さて、りんごは完熟してくると、表皮がべたついてワックスをかけたような状態になることがあります。
当園のシナノドルチェも、完熟で収穫するためそのような状態でのお届けになります。

これは、りんご内部から出るリノール酸やオレイン酸で、人為的に磨いたりワックスをかけたものではありません。
りんご自身が水分の調整をしたり細菌の侵入を防いだりする効果があると言われています。

りんごの甘い部分やリノール酸などの栄養素は、皮のすぐ内側にあると言われていますので、汚れを落とす程度に水洗いし、皮ごと食べるのもおすすめです。
完熟したものほどやわらかくなりやすいので、なるべく冷蔵庫にて保存し早めにお召し上がりください。