2020.10.20
「シナノゴールド」を収穫しています。
シナノゴールドも、アップルライン沿いの農園では多く栽培されている、長野県生まれのりんごです。
果肉はやや硬めで、程よい酸味がありジューシーでシャキッとした歯ごたえが特長。
同じ黄色いりんごの「王林」とはまったく味が異なり、50年ほど前にあったゴールデンに似ているという方もいます。
長期間保存できるため、量販店でもよく見かけるりんごです。
シナノゴールドは完熟するほど黄色くなります。軸の周りに薄茶色のサビが見られるものもありますが味に影響はございません。それよりも“鮮やかな黄色”を目安にお選びいただくと甘み酸味ともにバランスが良いです。
農家としては、このリンゴはキズがつきやすいため、取扱いを慎重に行わなくてはならないという品種でもあります。
赤いりんご・黄色いりんご・緑のりんご
さて、「りんごは赤いもの」と思っていらっしゃった方もおられるかと思います。
しかし、シナノゴールドの様に黄色いりんごや黄緑色の王林、ぐんま名月の様に緑色のりんごもあります。
りんごには、赤色の色素である「アントシアニン」、緑色の色素「クロロフィル」、黄色の色素「キサントフィル」などが含まれています。
りんごが熟してくると緑色の色素の代わりに赤や黄色の色素が作られるようになります。
品種によって、色素の量が違うことから実の色が異なってくるという仕組みです。
色によって優劣や酸味の程度が決まるわけではなく、赤・黄・緑のりんごがある理由というのは、山の木々が赤や黄色に紅葉するのと同じような原理です。
りんごの種類や色に関しては、こちらのページもご参照ください。